新版『心臓病児者の幸せのために』（2016年10月発行）
※画像クリックで拡大します
一般社団法人全国心臓病の子どもを守る会発行／2016年10月
B5判 340 ページ
頒価3,565円（税込）
※このHPからお申込みの方には3,500円で販売します
頒価3,565円（税込）
※このHPからお申込みの方には3,500円で販売します
子どもが心臓病と分かって不安な気持ちでいっぱいになりますが、わが子の病気について学び、受け入れていくことで前に進むことができます。また、医療をうけながら学校生活をおくり、社会で生きていく力を身につけることが大切です。小さなときに手術をしても、成人になってから新たな問題が出てくることもあります。すべての心臓病児者が、その子その人なりの自立を目指していける希望のもてる本として、多くの医療者の方々にご協力いただき作った一冊です。
ページ内目次
内容
解説に加えて患者・家族の体験談を掲載
第１章 こどもが心臓病といわれたら
- 子どもの心臓病を受けとめる
- 心臓病の子どもをささえる
第２章 病気の解説
- 先天性心臓病の種類と解説
- 不整脈疾患の種類
- 小児の後天性疾患
- 心疾患を合併する染色体異常と単一遺伝病
- 胎児診断でわかる心臓病
- 心臓病を診断する検査
第３章 心臓病の治療
- 手術などの治療を受けるにあたって
- 心臓病の手術
- カテーテルインターベンション－低侵襲な治療方法と現状
- 不整脈－カテーテルアブレーションとデバイス治療
- 術後起こりうる問題と内科的治療
- 小児の心臓移植と人工心臓
- 再生医療～細胞シートを用いた信金再生治療の臨床研究
第４章 日常生活 ～乳幼児期から成人期にむけて
- 乳幼児期 ～家庭での生活と日常医療
- 先天性心疾患と発達障害
- 心臓病児ときょうだい
- 学齢期 ～充実した学校生活を送るために
- 思春期 ～大人になるための準備
- 緊急時に備えて
第５章 大人になった先天性心疾患患者
- 成人先天性心疾患とは
- 成人医療施設への移行と自己管理
- 診療体制の現状と課題
- 成人先天性心疾患の手術 ～第２ステージのはじまり
- 妊娠・出産を望むとき
- 心臓病の就労・就職の現状とこれから
第６章 心臓病児者をささえる社会保障制度
推薦のことば
安河内 聰
日本小児循環器学会 理事長／長野県立こども病院 循環器センター長
『心臓病児者の幸せのために』が 2005年に発行されてから10年、装いも新たに内容を一新して発刊されることになりました。画像診断の進歩に加え手術治療や新しいカテーテル治療などの医療技術のめざましい進歩により、今では治療を受けた後の学校生活や社会でよりよい生活を送るための社会制度の整備や、成人期への移行医療が問題となっています。これらの問題に答えるべく書かれた本書は、現代の先天性心疾患の治療最前線で活躍する執筆陣と守る会関係者からの、心臓病をもつ子どもたちとそのご家族が「心臓病とともに生きる素晴らしい人生をおくるため」の応援歌です。
丹羽 公一郎
日本成人先天性心疾患学会 理事長／聖路加国際病院 心血管センター 特別顧問
このたびの『心臓病児者の幸せのために』の発刊おめでとうございます。生まれつきの心臓病の方は、小児から成人へと切れ目のない経過観察が必要です。この本は、年代に応じて生涯にわたっておこる問題点、その対応、治療、予防のほとんどを盛り込んだ非常にわかりやすい本
となっています。通読すると、心臓病の知識や今後についての一端を理解していただけます。心臓病児者と関係の方々に、ぜひ手にとっていただきたい１冊として推薦させていただきます。
となっています。通読すると、心臓病の知識や今後についての一端を理解していただけます。心臓病児者と関係の方々に、ぜひ手にとっていただきたい１冊として推薦させていただきます。
※推薦者の肩書、推薦文は発行当時のものです
執筆していただいた先生
| 鮎沢衛（日本大学医学部附属板橋病院） | 市田蕗子（富山大学附属病院） |
| 笠原真悟（岡山大学医学部附属病院） | 桂木慎司（榊原記念病院） |
| 川滝元良（東北大学病院） | 小崎里華（国立成育医療研究センター） |
| 小澤綾佳（富山大学附属病院） | 小垣滋豊（大阪大学医学部附属病院） |
| 小山耕太郎（岩手医科大学附属病院） | 権守礼美（神奈川県立こども医療センター） |
| 坂本喜三郎（静岡県立こども病院） | 佐藤勇（よいこの小児科さとう） |
| 澤芳樹（大阪大学医学部附属病院） | 白石公（国立循環器病研究センター） |
| 鈴木嗣敏（大阪市立総合医療センター） | 住友直方（埼玉医科大学国際医療センター） |
| 武田和也（榊原記念病院） | 立野滋（千葉県立循環器病センター） |
| 丹羽公一郎（聖路加国際病院） | 檜垣高史（愛媛大学医学部附属病院） |
| 福嶌教偉（国立循環器病研究センター） | 藤村真弓（成増高等看護学校） |
| 朴仁三（東京女子医科大学病院） | 水野芳子（千葉県循環器病センター） |
| 安河内聡（長野県立こども病院） |
（50音順、敬称略、執筆当時の肩書にて）
PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader® が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。
