2020年12月26日 日本小児循環器学会COVID-19対策チーム/全国心臓病の子どもを守る会より

◆日本小児循環器学会COVID-19対策チーム/全国心臓病の子どもを守る会より
心疾患患者・家族へのメッセージ

PDFファイル:20210104守る会/日本小児循環器学会COVID-19対策チームより
2020年12月26日(土)、日本小児循環器学会COVID-19対策チームと全国心臓病の子どもを守る会では新型コロナウイルス感染拡大の第3波の状況下で、医療機関の状況と患者・家族がどのようなことに不安を抱いているのか情報交流を行いました。そして、本格的な冬を迎えるにあたり、心臓病児者と家族にとって今大事なことについて確認をしましたので、みなさんにお伝えします。
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家庭内感染に気をつけましょう
先天性心疾患患者の感染状況については学会対策チームで調査をして公表していきます
第3波の中でも、子どもが感染した場合の重症例の報告は少ないのが現状です。感染者数は増えていますが、必ずしも先天性心疾患患者の重症化率が高いという報告も今のところありません。保護者など大人が罹患して小児に感染するケースが多いので、家庭内感染に気をつけましょう。
※ 先天性心疾患患者が感染したケースはあるのか…学会では2020年7月に学会修練施設・修練施設郡内施設(全国143施設)アンケート調査を行いました。その後の状況については学会で調査を行い公表していきます。
(参照:http://jspccs.jp/covid-19/families/questionnaire/

正しい知識にもとづいて、正しく備えることが大事です
不安なことは主治医に相談してください
先天性心疾患患者と家族にとって、「感染したのでは?」「もしも感染してしまったら?」「この対応で正しいのか?」などを、多くの情報から適切な判断をするのは難しいことが多々あります。不安な思いを募らせることは、親子ともに大きなストレスになります。正しい知識で、正しく備えるために、不安なことは主治医に相談してください。
(参照:http://jspccs.jp/covid-19/recommendation/

新学期をどう迎えるのか
学校と主治医とのコミュニケーションをとって登校の判断を
登校する時にはマスク・手洗い・食事への対策をとることが大事です

感染が広まっている中で学校に行かせてもよいかの判断の目安は、それぞれ心疾患の病状や学校の環境などによって異なります。登校する時にはマスクの着用、手洗い、換気といった基本的な感染予防を徹底するとともに、食事の時の感染リスクを避ける(給食を別にするといったことも対策になります)ようにしましょう。過度に怖れずに、学校に行かないことでの子どもへのデメリットも考えて、主治医と学校とでコミュニケーションをとりながら状況に合わせて対策を考えましょう。

COVID-19へのワクチン接種については
基礎疾患のある人は優先接種
どういった患者が対象になるのかは学会のホームページで

厚生労働省は、日本でワクチン接種ができるようになった時の接種順位として、医療従事者、高齢者、基礎疾患(心疾患を含む)のある人という考えを示しています。ワクチン接種は任意であり、先天性心疾患患者の場合には主治医の施設に問い合わせて、可能であれば主治医の施設で接種することを勧めます。また、心疾患患者の中でどのような病状の患者を優先するのかについて、学会は厚労省へ意見を述べています。今後、詳細がわかりましたら学会、守る会ホームページでお伝えしていきます。